12月に福岡県で開かれたロボット競技大会「ファースト レゴ リーグ」(FLL)九州大会で津波小6年の新垣恭矢君と翔南小6年の野原琉平君のペアが準優勝に輝き、県内初の全国大会出場を決めた。2人は「全国でも上位に入って世界大会に出場する」と張り切っている。
FLLは、世界88カ国から約3万2千人が参加する世界最大規模のロボット競技会。レゴブロックで組み立てたプログラミングロボットが課題をこなす競技と大会テーマに沿ったプレゼンテーションの合計得点を競う。
2人は昨年の4月から南風原町のつかざんシティ内にあるレゴプログラミング教室でレゴ競技を始めた。トントン拍子の快挙に驚きつつも「全国大会では、九州大会の3倍ぐらいの点数を取らないと上位に残れない」と気を引き締める。ロボット競技では2分半の短い時間に複数の課題をこなす。課題にはそれぞれ点数が付けられている。新垣君は「リラックスして臨むことが大切。全国でも楽しみたい」とどっしりと構える。
九州大会のプレゼンテーションでは、宇宙船内で栽培できる「エアープランツ(観葉植物)」について発表したが、審査員の質問にうまく答えられなかった。野原君は「新たな検証実験をしているので、全国大会までにうまくまとめたい」と意気込んだ。
全国大会は11日に東京で開催され、上位数チームが7月ごろに米国などで開かれる世界大会に出場できる。