地域

屋富祖通り 再びにぎわいを 若い店主中心に出店続々 浦添 

 【浦添】浦添市の屋富祖通りとその周辺地域で、この約1年間に15店舗以上が増えるなど活性化が進んでいる。30代前半を中心にした若い層がバーや居酒屋を続々とオープンさせており、新店舗の店主や関係者らは、新旧が混在した街並みや人情味のある雰囲気を魅力として挙げており、その魅力発信にも取り組む考えだ。


地域活性イベントに向けてミーティングを重ねる店主ら=1月24日、浦添市屋富祖のバーカリス

1年間に15店舗以上が増加し再活性に期待が高まる浦添市の屋富祖通り

 屋富祖通りは国道58号屋富祖丁字路から内側に入った一帯で、飲食店を中心に100以上の店舗が軒を連ねる。

 かつては映画館が4軒もあり、多くの人でにぎわっていたが、1970年代ごろをピークに大型店舗の進出や車社会の進展などで客足が遠のいていった。一方で、昔ながらの街として地元の人を中心に親しまれている。

 屋富祖通り会の銘苅俊一会長(42)は「レトロな街並みが残っていながら、新しい店が並ぶ『意外な街』に、市外からも来てほしい」と語る。「イベントなども企画して魅力発信に力を入れたい」と今後の課題を見据えている。


 同通りに9月、収容人数120人規模のミュージックバー「ブロス」をリニューアルオープンさせた濱辺大資さん(33)=浦添市。7年間住んだ東京から地元・浦添に戻った。「友人など周囲の人が喜べる場所をつくりたかった」と出店の理由を語る。週末を中心に県内外からDJを呼ぶなどしてイベントを重ねている店主の一人だ。屋富祖が盛り上がることを「確信できている」と“繁華街復活”への手応えは十分だ。

 半年前ほどから月に1回ほど屋富祖に足を運ぶ前里和樹さん(23)=那覇市=は「店員も客もかしこまっていない雰囲気が温かい。気軽におしゃべりをしに行ける」と魅力を語った。

 (長濱良起通信員)