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上里賢一氏に東恩納寛惇賞 琉球漢詩文研究を確立

上里賢一氏

 沖縄研究の先駆者、東恩納寛惇の功績をたたえ、沖縄を対象とした研究の発展に顕著な功績を挙げた研究者に贈る第36回東恩納寛惇賞(琉球新報社主催、第一書房後援)に、琉球大学名誉教授の上里賢一氏(74)=浦添市=が決まった。上里氏は中国文学・琉球漢詩が専門で、中でも琉球漢詩文の研究・分析において、先駆的役割を果たし、新たな研究分野を確立した点が評価された。

 上里氏は宮古島市(旧城辺町)出身。東北大学大学院文学研究科博士課程を経て、1976年に琉球大学法文学部の講師に着任。78年に同大学法文学部助教授、94年に教授に就任した。2010年に琉球大を退官した。96年に第18回沖縄文化協会仲原善忠賞受賞、98年に第26回伊波普猷賞受賞。県歴代宝案編集調査委員を務める。

 東恩納寛惇賞の選考会は1月29日、那覇市内で開かれた。選考委員は、赤嶺政信琉球大教授、豊見山和行琉球大教授、田里修沖縄大名誉教授、赤嶺守琉球大教授、上原靜沖縄国際大教授の5氏。

 贈呈式は21日午後6時から、那覇市泉崎の琉球新報ホールで行われる。