政治

自民沖縄県連、照屋守之会長の辞任 全会一致で決定 辞任撤回を不受理

辞任届を撤回した理由などについて語る照屋守之氏=4日、那覇市

 自民党沖縄県連は4日午後、那覇市の県連会館で常任総務会を開き、名護市辺野古の新基地建設の是非を問う県民投票を巡り照屋守之会長が1月29日付で提出した辞任届を受理することを全会一致で決めた。午前には、照屋氏から県連側に辞任届の撤回を求める文書が提出されたが、受理しなかった。県連は3月下旬に開く県連大会をめどに後任の新会長を選出したい考え。県連内では西銘恒三郎衆院議員を推す声が多く、西銘氏を軸に人選が進む見通し。後任が決まるまでは、仲田弘毅、中川京貴両副会長を中心に組織運営を図る。

 照屋氏は総務会の決定について従う考えを示しているが、今後については記者団に「後援会と相談しながら考えたい」と述べるにとどめ、会派の離脱や離党に含みを持たせた。照屋氏は一両日中にも後援会の役員会を開き、方針を決める予定。一方、辞任届を撤回した理由については、県民投票の全県実施が確定し、県連会長としての責任を果たしたことや、4月の衆院沖縄3区補欠選挙と夏の参院選への悪影響などを考慮したと説明した。

 総務会終了後、島袋大幹事長は記者団に照屋氏の行動について「党所属のほとんどの議員は3択案に反対という意見だ。個々の議員と意思疎通ができていなかった」と指摘。「県連会長が単独で自身の意見を貫き、議長案に乗ったことに対し、会長自身の判断が強すぎたという意見もあった」と明かした。自民県連は週内にも全県実施が決まった県民投票に対する県連としての取り組みについて方針をまとめる予定。


照屋守之自民党県連会長の辞任届受理を報告する島袋大幹事長(左から2人目)ら=4日、那覇市の県連会館