7万枚を処分 辺野古県民投票広報用チラシ 2択から3択に変更で


社会
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 辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票で、選択肢が「賛成」「反対」の2択から「どちらでもない」を加えた3択になったため、県の県民投票推進課が作製した広報用のチラシ約7万枚が使用できなくなる事態となった。同課は3択用のチラシを新たに500枚作り、3日から配布を始めた。

 新しいチラシは投票用紙のイメージ図を掲載し、投票方法として3択のいずれかの欄に「○」を記入するよう書いている。

 同課は選択肢の変更前にチラシを10万枚作製。昨年12月下旬から市町村や関係団体、イベント会場などを通じて3万枚を配った。シールを貼って修正することも検討したが、人件費などがかさむことから残り7万枚は処分することに決め、新たにチラシを刷り直した。今後も必要に応じて順次印刷し配布する予定。同課は「2択のチラシは使えなくなったが、当初予算の中でやりくりできている。周知に努めたい」と話した。