風光明媚、海岸線に50室 一蔵(埼玉)が名護市幸喜にホテル、結婚式場


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一蔵が建設を予定するホテルのイメージ図(同社IR資料より)

 ウエディングや貸衣装事業を営む一蔵(埼玉県)が沖縄県名護市幸喜でホテルを建設することが6日、分かった。50室200人の宿泊施設のほか結婚式場を併設し、リゾートウエディングの需要を取り込む方針だ。客室は海岸に面し、全室から夕日が見える間取り。敷地面積は2万5千平方メートルで、建築面積は6千平方メートルとなっている。県環境部が設置する県環境審議会で河端義彦社長らが計画を説明した。

 名護市幸喜の海岸線一帯は自然公園法で定める国定公園内のため、ホテルなどを建設する場合は県環境審議会での審議と答申が必要になる。事業者が県から公園事業の認可を得た後、工事を進めることができる。河端社長は「風光明媚(めいび)な自然環境を生かし、クオリティーの高いリゾートを建設したい」と語った。着工や開業時期などは今後、決定する。

 審議会の委員からは「一般の人が立ち入れた海岸なので、制限されないよう配慮してほしい」などの意見が上がった。一蔵側は「海岸に道を用意し、一般の人が入れるようにする。施設エントランスで催事を開き、一般の人も利用できるよう計画している」などと回答した。