社会

未来 皆で考えよう 辺野古賛否・模擬投票 名桜大生ら実施 高校生、意思示す 名護できょう、あすも

シールを貼って意思表示する模擬投票の参加を呼び掛ける学生有志のメンバー(左)と高校生(右)ら=6日、名護高後前

 【名護】辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票の14日の告示まで7日であと1週間に迫った。県民投票に対する若者の意識を高めようと名桜大学生の有志らは6日、県立名護高校前でシール貼りによる模擬投票を実施した。県民投票の3選択肢を記した投票板に高校生がシールを貼り付け、それぞれの意思を示した。投票を呼び掛けた名桜大4年生の我那覇綾音さん(23)は「賛成、反対に関係なく、みんなで考えることが大切だ」と模擬投票の意義を強調した。

 模擬投票に参加した高校生は54人。「反対」が76%(41人)で、「賛成」の11%(6人)を大きく上回った。「どちらともいえない」は13%(7人)だった。学生有志らは下校する生徒に「県民投票を知っていますか」と声を掛け、新基地建設問題について説明した。

 「反対」を選んだ3年生の男子生徒(18)は「米軍の事件事故は後を絶たない。経済的な豊かさよりも基地問題と向き合うべきだ」と訴えた。「賛成」の男子高校生(18)=金武町=は「基地は身近な存在。あまり危険と思っていない」と語った。「どちらでもない」を選んだ女子生徒(16)は「基地問題を自分のこととして考えたことがない」と話した。

 県民投票の投票権を持つのは18歳以上だが、投票権のない生徒も模擬投票に参加した。女子生徒(16)は「投票したいけれど、実際はできないのでシールに思いを込め、反対に貼った」と話した。

 投票を呼び掛けた我那覇さんは高校生との会話を通して「賛成反対でいがみ合うわけではなくて、それぞれの意見を理解、尊重しあっていると感じた」と振り返った。当日の投票参加も呼び掛け「みんなが参加して考えることが何より大切だ」と訴えた。

 名桜大の有志らは名護市内で7日(名桜大学前)と8日(北部農林高校前)も模擬投票を実施する。