FC琉球3―1勝利 J2京都サンガと練習試合


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京都とのトレーニングゲームで白熱した試合を見せた琉球の選手ら=7日、八重瀬町の東風平運動公園サッカー場(喜瀬守昭撮影)

 サッカーJ2のFC琉球は7日、沖縄県うるま市出身の宮城雅史がいるJ2京都サンガFCと練習試合を行った。45分ずつの3本で行い、1―0、1―1、1―0の3―1で勝利した。3本ともメンバーを大きく入れ替えて臨んだ。大雨が降る悪条件の中でも、細かくパスをつないで主導権を握り、クロス攻撃やFKなどさまざまな場面から得点が生まれた。だが上里一将主将は「結果は良かったが、プレーの強度はまだまだ。2ランクぐらいレベルを上げないとJ2では通用しない」と厳しい表情だった。

 1本目は攻守の素早い切り替えから、右サイドのクロスを風間宏希が振り抜いて先制した。2本目は序盤に京都に得点を許すが、その後ゴール前でFKのチャンスを富所悠がしっかりと決めて2点目。3本目は右サイド後方からのパスに、いち早く反応した和田凌が押し込んで3点目とした。

 1日のガンバ大阪、2日の水戸に続き3連勝を飾った琉球。今試合の3得点がクロス攻撃やFKから生まれたことに対し、樋口靖洋監督は「良い形の攻撃ができてきており、バリエーションも増えてきている」と振り返る。しかし1本目は消極的なプレーから、カウンターをもらう場面もあった。「勇気を持って、相手に向かう意識を根付かせたい」と語った。次の琉球の練習試合は11日午前11時から、金武町陸上競技場でJ1の札幌と行う。