モバイルプリンス
GoogleのAndroidスマートフォンが日本で発売されて今年で10年がたつ。スマホとアプリは大幅に進化し、私たちの生活は大きく変わった。
スマホ・アプリメーカーは「どれだけスマートフォンを使わせるか」を追求し、画面を大型化して多くの情報を一度に見られるようにし、大容量バッテリーで連続駆動時間も伸びた。
アプリも機能がどんどん追加され、便利になっている。
そうですね。本当、進化していますよね。
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その一方で、スマホを使い続けることによる「疲れ」も深刻だ。
イギリスでの調査によると、Instagramなどの画像投稿SNSが「若い人の劣等感や不安感を高めている可能性」も指摘されているよ。
分かる気がします。
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Instagramでは、楽しい写真やうれしい写真が多く投稿されている。
自分の気持ちが落ち込んでいる時、余裕がない時に見ると「みんな楽しそうなのに自分だけ…」と比較して落ち込むことを経験した人も多いと思う。
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こうした現状を踏まえ、GoogleやAppleはスマホと適度な距離で付き合えるような新機能を続々と発表している。
例えば一日のスマホ利用時間や、どのアプリを何分使ったのか細かく表示してくれる機能だ。
また、夜になるとスマートフォンの通知をオフにして睡眠の邪魔をしないようにするおやすみモードなども搭載されている。
さらに、脳を刺激して身体が眠くなるのをさまたげる「ブルーライト」を夕方以降カットするモードも出てきているんだよ。
この機能は使っています! 画面の青みが消えて、目に優しい色に変わりますよね。
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最新のGoogleスマホには画面から色が消えて、モノクロ表示になる機能も搭載されている。
私もこの機能を使っているけど、色が消えるとInstagramなどを見ても全然楽しくない。結局、スマホを置いて違うことに時間を使うことができるんだ。
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最近アメリカでは「デジタルウェルビーイング」という言葉が注目されている。
これは「幸せなデジタル生活を送ろう」という意味だ。スマホやアプリに踊らされるのではなく、適度な距離で自分が幸せになるために活用できればOKだ。
こうした機能が徐々に追加されてきているので、今一度家族の人と設定を見直し、最大限活用してみよう。
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。