壺屋焼きと植物のコラボレーションイベントが9~11日の3日間、那覇市安里のセレクトショップPlant&Soilで開かれる。同市壺屋の窯元育陶園の植木鉢に、首里の平成造園が寄せ植えした鉢「RYUKYUPOT」を販売する。
ショップを経営する新城暖さん(32)は「ファッションを通して若い人にも伝統工芸や緑を身近に感じてほしい」と話している。
鉢は昨年、Plant&Soilの新城さんも共にデザインし、育陶園が手掛けた。今回、壺屋焼きでは珍しい透明感のある黄色とマットなピンクが新たに加わった。
鉢には、平成造園の神谷朝太さん(32)が琉球石灰岩とオオタニワタリなど沖縄の植物を中心に寄せ植えした。室内で飾ることを想定し、土の代わりに繊維状の人口土を入れている。神谷さんは「植物を扱う難しさを手元で覚えることで、街路樹など身近な植物にも関心を持てるはず。植物もかっこいいインテリアの一つとする文化をつくりたい」と意気込む。
新城さんも「園芸は海外ではファッションやアートになっている。緑も壺屋焼きも沖縄のライフスタイルとして新しい見せ方を提案できればいい」と話した。
当日は、育陶園の陶器も販売している。イベントは売り切れ次第終了。問い合わせは☎098(943)0017。