「おばちゃんの活動評価」 地域再生大賞 県内2団体に賞状


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 【東京】地域づくりに挑む団体を支援する「第9回地域再生大賞」の表彰式が8日、東京都の都市センターホテルで開かれ、県内から「いけま福祉支援センター」(宮古島市)に準大賞が、「地域サポートわかさ」(那覇市)に優秀賞が贈られた。

地域再生大賞の準大賞を受けたいけま福祉支援センターの前泊博美理事長(左から2人目)、優秀賞を受けた地域サポートわかさの宮城潤事務局長(左端)ら=8日、東京都の都市センターホテル

 いけま福祉支援センターは池間島を舞台に、地域の主婦らが中心となってお年寄りの介護事業などを行う。修学旅行生らを対象とした民泊事業や島外進学者への奨学金給付も行い幅を広げている。前泊博美理事長は「おばちゃんの活動が高く評価されびっくりしている。島は人口が少なく、数の論理で切り捨てられる傾向があるが、頼り、頼られ、つながっている島の暮らしを取り戻す取り組みを進めたい」と語った。

 地域サポートわかさの宮城潤事務局長は「多様性ある地域づくりが評価された。道半ばであり、まだ取り組みが届いていない人に情報を発信していきたい」と意気込んだ。

 地域再生大賞は琉球新報など地方新聞46紙と共同通信が設けた。大賞は「多言語センターFACIL」(兵庫)が受賞した。