社会

名桜大模擬県民投票 学生、意見交わし1票 「仕方ない」「海は貴重」「判断迷う」

名護市内の高校や大学で模擬投票を実施した名桜大学生の(左から)我那覇綾音さん、川崎将吾さん、片岡駿介さん=8日、名護市の名桜大学

 【名護】辺野古新基地建設の埋め立ての是非を問う県民投票に向け、名護市の名桜大学学生有志が実施した模擬投票で8日、同大での投票が実施された。学生有志は6日は名護高校前、7日には北部農林高校前で模擬投票を実施した。学生有志は「お互いに意見を交わし、いい機会になった」と話している。

 模擬投票を企画したのは名桜大1年の川崎将吾さん(19)と片岡駿介さん(19)、同4年の我那覇綾音さん(23)ら。投票板に三つの選択肢を示し、シールで投票してもらった。

 最終日の8日は、名桜大学内で学生らに投票を募った。約1時間にわたって模擬投票を実施し「賛成」は15人、「反対」は34人、「どちらでもない」が31人だった。

 学生有志らは投票をした後に理由を尋ねた。「賛成」に投票した学生からは「普天間基地は危険なので仕方ない」といった声が聞かれた。「反対」に投票した学生たちは「基地負担が大きすぎる。貴重な海は観光資源になる」などと話した。「どちらでもない」に投票した学生は「(基地問題について)よく知らない中で、判断していいか迷う」と話した。

 模擬投票を終え、我那覇さんは「高校生は地元の人が多く関心が高いと感じたが、名桜生は県外の人も多く、関心にギャップもあると感じた」と振り返った。「友人に話をするなどして県民投票を盛り上げたい」と意気込んだ。

 片岡さんは「他学部の学生の意見を聞くことができた。県外出身者からは、よく分からないという声も聞かれた」と振り返った。

 川崎さんは基地問題を学び、地元・佐賀県のオスプレイ配備問題にも関心が出てきたという。「高校生たちからは率直な意見が聞かれる半面、(政治について話す)タブー感のようなものも感じた」と述べた。

※注:川崎将吾さんの「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし