県民投票がきょう午前9時に告示 県職員が公報を掲示 


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県民投票の告示文が記された県公報を掲示板に張り出す県職員=14日午前9時すぎ、県庁

 名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票がきょう午前9時に告示された。県の職員が県庁の掲示板に公報を掲示し、県民投票を2月24日に行うことを告示した。竹富町では23日に繰り上げ投票が行われる。期日前投票と不在者投票は15日から行われる。

 米軍普天間飛行場の辺野古への移設について県民全体の民意を直接問うのは初めて。

県職員が掲示板に貼りだした県民投票の告示文=14日午前9時すぎ、県庁

 辺野古移設を巡っては、9月の県知事選で移設反対を訴えた玉城デニー氏が過去最多得票で当選した。玉城知事は、政府に対して対話による解決を求めてきたが、政府は強行を貫いている。

 県民投票では、「賛成」「反対」「どちらでもない」の選択肢のうち、得票が最も多い選択肢が投票資格者総数の4分の1に達した場合、知事は日米両政府に結果を通知する 。法的拘束力はないが、 県民投票の結果によっては日米両政府の対応や民主主義国家としての在り方も改めて問われることになる。【琉球新報電子版】