【名護】名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票が14日午前9時に告示された。市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では「県民投票出発式辺野古集会(主催・新基地建設反対県民投票連絡会)」が開かれた。市内外から約200人の市民が駆けつけた。「反対に○を」と書かれたのぼりがはためく中、市民は互いに手を取り合ってガンバロー三唱し、投票行動の活発化を誓った。
出発式で、連絡会の稲嶺進共同代表が登壇し「今回の県民投票で強い反対の意思を示していこう」と呼び掛けると、市民は大きな拍手で応えた。
毎日のようにゲート前に座り込み、抗議の声を上げている小橋川共行さん(76)=うるま市=は「県民の大多数は新基地に反対している。投票結果はそれが現れると思う。県民投票は賛成・反対で県民同士が対立するのではなく、一丸となって政府と戦っていくスタートラインになる」と訴えた。【琉球新報電子版】