県民投票の期日前投票始まる 沖縄県内各地


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
県民投票の期日前投票で1票を投じる有権者=15日午前8時33分、名護市港の期日前投票所

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設による埋め立ての賛否を問う県民投票の期日前投票が15日午前、県内各市町村で始まった。
 県民投票では埋め立てについて「賛成」「反対」「どちらでもない」の3択から選んで投票する。県民投票は繰り上げ投票が実施される竹富町を除き、2月24日に投開票される。
 新基地建設が進む地元の名護市では15日午前8時半、同市港の選挙管理委員会横の1カ所で期日前投票が開始された。期日前投票所には投票開始前の午前8時20分ごろから有権者が次々と集まり始め、列をなして投票開始を待った。市の職員が午前8時半に投票所の扉を開けると、有権者は中に入り手続きを済ませた後、1票を投じた。
 期日前投票に訪れた市為又の社会福祉士・赤嶺樹(たつる)さん(45)は反対に投じたという。「基地が来ても経済は良くならないし、犯罪が増加する。(県民投票に)『法的拘束力はない』と言われるが、これしか手段がない。多くの人に参加してほしい」と話した。
【琉球新報電子版】