コラソン、敗戦も光明 トヨタ自動車東に17―23


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは17日、佐賀県神埼市の神埼中央公園体育館でトヨタ自動車東日本と対戦し、17―23で敗れた。通算成績は1勝1分け17敗。次戦は24日、北陸電力福井体育館フレアで北陸電力と対戦する。

積極シュート 一時は逆転

 琉球コラソンは今季唯一の白星を挙げていたトヨタ自動車東日本と対戦。後半出だしで縦の突破力を発揮し逆転するなど、接戦を繰り広げたが、終盤は相手のポストを絡めた素早い攻撃に点差を広げられ、惜しくも勝利を逃した。東長濱秀作監督は「終盤までの流れは今後の光が見える内容だった」と振り返り、残り5試合へ気持ちを切り替えた。

 前半は7―10とリードされたが守備で粘った。ボール離れを速めた後半はチーム全体が攻めの姿勢を見せる。バックプレーヤー3人の素早さが増し、福田丈が切り込んでシュートを狙い、ずれた守備の間に村山裕次が飛び込む。ミスしても素早く戻り、反転攻勢の好機をつかみ、石川出のロングシュートが得点や7メートルスローとなるなど、後半13分には逆転した。

 しかし、トヨタ自動車東日本がタイムアウト後からロングシュートと体格の良いポストを生かした連係に立ち返ると、流れを奪われてしまう。内山武志や衣笠友貴らGKの好セーブも光ったが、残り時間3分弱で4点差を覆すための果敢な3―2―1守備も逆転につながらなかった。

 16日のトヨタ紡織九州戦はミスが敗因となった。17日はタフな場面もあったが積極的なシュートが随所で見られた。東長濱監督は「勝てない相手ではないのでこちらの波があと二つ、三つ欲しかった。踏ん張って勝てるように再調整したい」と話し、今シーズン2勝目へ勝機を見いだしていく。