県内刑法犯 復帰後最少 18年6878件、16年連続減


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
パトカー(資料写真、記事と写真は直接関係ありません)

 沖縄県警のまとめによると、2018年の県内刑法犯認知件数(確定値)は復帰後最少となる6878件だった。刑法犯認知件数は復帰後最多だった02年の2万5641件から16年連続減少している。警察庁の発表によると、全国は17年を9万7704件下回る81万7338件(同)となり戦後最少を更新した。

 県内刑法犯認知件数の内訳は、窃盗犯が最も多く、全体の67・8%を占める4661件(17年比813件減)だった。殺人や強盗などの凶悪犯は同28件減の43件で、暴行や傷害などの粗暴犯は同93件少ない792件だ。

 詐欺や横領などの知能犯は同44件減の452件、賭博や強制わいせつなどの風俗犯は同13件減の69件。住居侵入や器物損壊などその他刑法犯は同178件減の861件だった。摘発件数は同505件減の3919件で、摘発人数は同239人少ない3006人となっている。

 刑法犯認知件数の減少について県警は(1)職務質問と交通指導など街頭活動の強化(2)防犯ボランティアなどの活性化(3)飲酒絡み総合対策の強化(4)少年非行防止対策の強化―によると分析している。