男女7人制ラグビーニュージーランド代表 読谷で初の強化合宿


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 【読谷】世界屈指のラグビー強豪国、ニュージーランドの男女7人制ラグビーデベロップメントチームが17日から沖縄県読谷村で強化合宿に臨んでいる。同国代表の受け入れは県内初。19日は読谷村の体験王国むら咲むらで歓迎式が行われた。期間中、男女の日本代表候補選手チームも村内で合宿し、交流試合を実施する。歓迎式典であいさつした石嶺伝実村長は、2020年の東京五輪代表候補の選手らに「目標に向かって頑張って。我々は全面的に応援する」と述べ、有意義な合宿になることを願った。

歓迎式で男子日本代表候補選手らと記念撮影するニュージーランド代表の選手ら=19日、読谷村の体験王国むら咲むら

 ラグビーはニュージーランドの国技。同国の男子代表は「オールブラックス」、女子代表は「ブラックファーンズ」の愛称で親しまれ、“世界最強”の呼び声が高い。読谷村と県は同国代表チーム(A代表)の東京五輪事前合宿の誘致にも取り組んでおり、今回の合宿で高評価を得られれば来年夏に合宿地として選ばれる可能性がある。同国男女チームのハイパフォーマンス・マネジャーを務めるチャド・トゥオロ氏は「フィールドの芝や施設も食事も完璧。ぜひA代表にも勧めたい」と太鼓判を押した。

 式典で男子チームが公式試合前に踊るマオリ族の民族舞踊「ハカ」を披露すると、会場からは大きな歓声が上がった。

 男子チームのスタンドオフ、ジェイコブ・ニプキンズは「読谷村での合宿を通し、A代表選手として活躍できるようなチャンスをつかみたい」と意気込んだ。