期日前10万人突破 県民投票 市部は出足鈍る


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 沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票で、期日前投票開始5日目の19日、投票を済ませた人は全県で10万人を超えたことが本紙の取材で分かった。回答を得られなかった多良間村と、午後11時までにホームページへの掲載が確認できなかった金武町を除いた39市町村の合計は10万1165人だった。全投票資格者の約8・7%に当たる。

 ただ、11市の合計は前日の18日より2703人減少した。雨天が影響したとみられる。18日と比べると11市のうち8市で減り、3市で増えた。那覇市では1653人減り7541人だった。うるま市は316人減り1863人、沖縄市は160人減り1659人、浦添市も220人減り1245人だった。名護市と南城市、石垣市は18日より若干増えた。

 昨年の知事選では、開始10日目で期日前投票者数は9万5千人余りで10万人には届いておらず、知事選より速いペースで10万人に達した。一方、知事選では期日前投票期間は16日間あり、台風の影響もあり終盤にかけて急増した。最終的には有権者の3割余りに上る40万6984人が期日前に投票した。