県民投票予算 返還を求める 市民が住民監査請求


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 辺野古新基地建設に伴う埋め立ての賛否を問う県民投票を巡り、宜野湾市民の安全な生活を守る会の平安座唯雄代表は22日、県民投票を実施するために県が5億5千万円を支出したのは違法だとして、返還を求める住民監査請求書を県監査委員事務局に提出した。

 請求理由について請求書では「県民投票実施のための予算執行は、2016年の最高裁判決で『埋め立ては適法だ』とした司法判断をないがしろにするもので容認できず違法だ」などとしている。提出後に記者会見した平安座氏は「5億5千万円の支出は妥当だったのか、しっかり審査してもらいたい」と話した。