「負きてーないびらん」 進む作業に市民ら約200人、怒りの拳 名護市


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
土砂運搬船に抗議するカヌーチームを海岸から応援する市民=27日午前、名護市安和

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、27日も沖縄防衛局による埋め立て作業が続けられている。名護市安和の琉球セメントの桟橋では、午前7時半ごろから新基地建設に用いる土砂などが船に積まれ、搬出されている。

 桟橋前には基地建設に反対する市民約200人が集まり「負きてーないびらん(負けてはなりません)」「わじわじーを行動に変えよう」などと声を上げた。安和の海上でも市民がカヌーに乗って抗議した。午前10時半ごろに土砂を載せたこの日最初の船が出港したが、抗議行動によって通常より1時間半遅らせることができたという。【琉球新報電子版】