玉城知事、安倍首相に県民投票結果伝える  首相「負担軽減に向けて結果を出す」 知事、日米両政府と県の協議機関設置求めるも回答なく


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県民投票の結果について安部晋三首相(右)に伝える玉城デニー知事=1日、首相官邸

 玉城デニー沖縄県知事は1日午後、首相官邸で安倍晋三首相と会談し、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古新基地建設の埋め立て反対が7割を超えた県民投票の結果を伝えた。安倍首相は「今回の県民投票の結果については真摯に受け止めながら、さらに一つ一つ負担軽減に向けて結果を出していきたい」と述べた。

 会談で玉城知事は安倍首相に対し「県民の思いを正面から受け止め、工事を直ちに止める行動」をするよう求めた。その上でこれまでのSACO合意の進ちょくを検討するため、県と日米両政府で基地負担軽について話し合う場の設置を求めた。

 玉城知事が要望した三者協議の場について、安倍首相からの言及はなかった。【琉球新報電子版】