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キングス、勝利も課題 北海道に72―57 Bリーグ第41戦

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は2日、沖縄市体育館でレバンガ北海道(東地区6位)と今季第41戦を行い、72―57で勝利した。通算成績は26勝15敗となった。キングスは豊富な運動量とほとんどミスのない攻撃でリードをつくると、ジェフ・エアーズや須田侑太郎らの3点弾などで一気に引き離した。攻撃でテンポが下がる時間帯もあったが、守備が崩れず、前半は45―30と圧倒した。後半も点差を維持していたが、ミスを連発してテンポの悪い内容のまま逃げ切った。並里成や橋本竜馬は出場しなかった。次戦は3日午後1時5分から同体育館でレバンガ北海道と対戦する。



▽Bリーグ1部(沖縄市体育館、3288人)
キングス 26勝15敗
 72―57(26―17,19―13,10―15,17―12)
北海道 10勝31敗

 【評】キングスは古川孝敏や須田侑太郎のフットワークとシュート力で第1Qから流れをつかむと、ややタフな場面もあったが、個人技で展開する機会も多く内外どこからでも攻め立てた。しかし、後半は攻撃のパス回しでミスを連発。守備では相手にタフショットを誘う場面も多かったが、勢いに乗り切れない内容だった。

◆佐々HC、辛勝に苦言 「負けからの成長がない」

 東地区最下位の北海道に辛くも勝利。試合後、キングスの佐々宜央HCは「これが優勝できるチームと誰も思わないですよね」とやや厳しめに語った。

 ターンオーバー17回に加え、アウトサイドの得点力が下がる時間帯に苦しむという従来の課題が露呈。並里と橋本が不在という状況だが「去年のセミファイナルで負けた成長が全くない」と厳しい言葉が続いた。

 情熱的な言動が特徴の佐々HCだが千葉戦(2月9、10日)からは「練習の時はキレるけど、試合は選手のもの。預けようと思う」とやや抑えめな態度を維持する。

 自分自身を顧みた上の態度だが、昨季も同様の言動をしていたことを報道陣に質問をされると「ずっとぐるぐる回っているんすよ。一周してちょっと上にいる感じ。でも、もしかしたら『全く同じとこにいる』危機感もある」とも。それでも、「優勝へ向け一つ一つ積み重ねていかないといけない」と、いつもの前向きな言葉で締めくくった。

◆集中力は琉球

 内海知秀HC(北海道)の話 出だしで相手のシュート成功率が非常に高く、集中力は琉球が良かった。途中からはこちらも守備で修正して戦えたが、いかんせん得点が伸びなかった。

◆後半ミス連発、不安残る


キングス―北海道 第3Q ディフェンスを突破し、得点を狙うキングスの古川孝敏=2日、沖縄市体育館(ジャン松元撮影)

 試合開始2分でミスなく10―0と快調なスタートを切ったキングス。10点余のリードを保つゲームを維持するも、第3Qだけでターンオーバー8回、試合全体では17とミスを連発した。勝っているチームとは思えない停滞感のまま72―57で試合を終えた。練習中の負傷で橋本竜馬と並里成が出場できなかった。佐々宜央HCは「優勝するには、(選手らが)うまくなっていくのか、これが限界なのか、その線引きが迫っている時期」と厳しい評価を突きつけた。

 試合の入りは圧倒した。古川孝敏や須田侑太郎がハードワーカーぶりを発揮し、マークを振り切って北海道をかき乱す。そこからミドルや3点弾などほぼミスなくリングに放り込み、リバウンドも圧倒して大勝ムードをつくり出した。

 しかし、第2Qからミスが目立ち始め、第3Qにはパスミス、連係ミス、確認ミスでターンオーバーが続出。ミスした岸本隆一も思わず両手で顔を押さえた。縮まっていく点差に不安になったファンが何度も電光掲示板を確認するほど、波に乗れない内容だった。

 19得点と活躍した古川だが「自分たちで流れを崩してやられた。僕も含めチームでやってしまった。ミスで18失点はもったいない」と厳しい表情で語りながら、明日へ気持ちを切り替えた。
 (嘉陽拓也)




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