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本部港、使用許可へ 辺野古土砂搬出加速か 町方針 復旧完了4月から

復旧工事が進む本部港塩川地区=1日、本部町

 【本部】沖縄県名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て用土砂を搬出するための本部港塩川地区の使用について、岸壁の使用許可権限を持つ本部町は6日までに、新たに申請があれば審査をした上で、4月以降の使用を許可する方針を固めた。同地区は台風で岸壁が破損し、新規の船の使用を停止していた。その後、復旧工事が進み、3月中に工事が完了する見通しとなった。許可されれば、搬出元が増えることで埋め立てが加速する可能性がある。

 沖縄防衛局は昨年8月まで、辺野古新基地建設の埋め立てに使用する土砂や砕石の搬出に同地区を使用していた。台風による破損で同地区の使用のめどが立たなくなったことから、沖縄防衛局は昨年12月以降、名護市安和の琉球セメント桟橋を土砂搬出に使用している。沖縄防衛局は条件が整えば、琉球セメントの桟橋と塩川地区を並行して土砂搬出に使用する考え。

 町は6日までに琉球新報の取材に答え「3月いっぱいで復旧する見通しが立った。『申請したい』というものを拒む状況ではない」と説明した。

 申請が出た際の審査については「あくまで町の審査基準に基づいて審査する」とした。辺野古の埋め立ての賛否を問う県民投票の結果については「判断材料に入れることはない」と強調した。