封書で「キャッシュカード変更を」 改元乗じて詐欺 沖縄県警が注意喚起


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 今年5月の元号改正を控え、神奈川県などで銀行のキャッシュカードや暗証番号、口座番号などを記させて郵送させる新たな手口の特殊詐欺が発生している。沖縄県内での被害はまだ発生していないが、県警生活安全企画課が注意を呼び掛けている。

 県警によると、一般社団法人全国銀行協会をかたり、「改元に伴いキャッシュカードを変更する必要がある」などと記された封書が個人宛てに郵送されてくるという。封書には元号改正による銀行法改正の案内やカード変更申込書、切手が貼られた返信用封筒が入っているらしい。

 県警は「銀行協会がカードの提出や送付を求めることはない。もし届いたら家族や友人、警察に相談し、返信しないでほしい」としている。