北部基幹病院 合意を先送り 沖縄県・12市町村、新年度以降


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 名護市の沖縄県立北部病院と北部地区医師会病院を統合し基幹病院を整備する計画を巡り、県や北部12市町村などが協議する統合の基本的枠組みの合意が、新年度以降になる見通しであることが8日、分かった。県は1月、関係者に合意書案を提示し、3月末までの合意形成を目指していた。

 県議会文教厚生委員会(狩俣信子委員長)で、基本的枠組みの協議終了までの見通しを尋ねられた県保健医療部の砂川靖部長が「ある程度かかると思う」と述べた。協議と並行し、実務者レベルで具体的な話し合いをする場を設けていく考えも明らかにした。

 開院時期については、宮古病院や八重山病院が基本構想を策定してから5~6年かかっていることを踏まえ「われわれは今から構想に着手する。今の段階でいつと言うのは勘弁願いたい」とし、明言を避けた。末松文信氏(沖縄・自民)への答弁。