芸能・文化

宮城能鳳さん新作上演 大琉球浪漫 神女の悲恋描く

新作組踊「世謡」でクニチャサを演じる宮城能鳳さん(手前)と尚徳王を演じる玉城盛義さん=19日、那覇市の琉球新報ホール(田中芳撮影)

 琉球新報社新本社ビル落成記念公演「おきなわ文化の祭典 大琉球浪漫(ろまん)」の第12弾、新作組踊「世謡(ゆうてー)―蓮糸(はすいと)の縁―」(主催・琉球新報社、共催・沖縄芸能連盟、組踊上演300周年記念事業実行委員会、特別協賛・医療法人陽心会)が19日、那覇市の琉球新報ホールで開催された。

 組踊立方の人間国宝・宮城能鳳さんが新作組踊の脚本・演出・振り付けを初めて手掛け、主役のクニチャサを演じた。神女クニチャサと尚徳王の悲恋を描き、約400人の観客の涙を誘った。

 伝統的な様式を踏まえつつ、クニチャサと尚徳王が昇天する場面ではスモークや照明の効果を用い、幻想的に演出した。鑑賞した又吉恵子さん(65)=宜野湾市=は「最高水準の演技と美しい衣装に夢見心地だった。歴史にも関心を持った」と感想を話した。

 29日には大琉球浪漫の最終公演となる組踊「大川敵討」が開催される。問い合わせは琉球新報社読者事業局(電話)098(865)5255。