高校野球の九州大会(4月、鹿児島)への派遣を懸けた第66回沖縄県春季大会(県高野連主催、琉球新報社共催)は21日、北谷公園野球場、沖縄セルラースタジアム那覇、アトムホームスタジアム宜野湾の3球場で開幕した。
今年は辺土名、開邦、南部農林、真和志の連合チームを含む65校、62チームが出場している。
決勝戦は4月4日午後1時から、北谷公園野球場で行う。
今大会は開会式は行わず、各球場で県内学童野球の選手による始球式を行い、1回戦第1試合が始まった。
北谷公園野球場で始球式を行った仲西VBCの中村成那さんは「低めを狙ったが緊張して、ベースの前でショートバウンドした。先輩たちの投球とは違ったのでもっとうまくなりたい」と大役を終えて一安心した様子だった。
今大会のシードは昨年の秋季大会4強以上で第1シードから順に沖縄水産、興南、沖縄尚学、嘉手納となっている。大会の優勝校は、第144回九州地区高校野球大会への出場権を得る。
上位2校は5月25、26日に熊本県で行われる第7回熊本県派遣交流強化試合で、同県の秋季大会上位校と対戦できる。
また4強以上は県内開催の第48回招待試合で明石市立明石商業高(兵庫)との対戦機会を得る。【琉球新報電子版】