リフト車購入協力を 自立生活センターイルカ 目標150万、募金活動へ


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協力を呼び掛けるイルカの喜久川拓真さん(右から2人目)ら=20日、宜野湾市の県自立生活センター・イルカ

 宜野湾市の県自立生活センター・イルカは、宮古島にある自立生活センターまんたにリフト付き車両を贈るための募金活動を開始する。20日、プロジェクトを進めるメンバーらがイルカで会見し、協力を呼び掛けた。

 27日以降、150万円を目標に週2回街頭などで募金活動を行う。イルカとまんたのほか、自立生活センターインクルーシブ、北部自立生活センター希輝々、自立生活センター南十字星(石垣市)の計5団体で協力しながら活動を進める。

 まんたでは施設利用者を中心に、リフト車を使用している。しかし車の老朽化が進み、利用者から新しい車両を求める声が上がっていた。

 要望を知った宮古島出身でイルカ利用者の喜久川拓真さん(22)=沖縄市=は、今年2月に募金活動プロジェクトを立ち上げた。毎週月曜日に会議を開き、車の下見や集計方法を考案するなど調整を進めている。

 脳性まひで車いす利用者の喜久川さんは「離島では設備が十分でなく、車いす利用者が自由に移動できる機会が少ない」と指摘し「県民の皆さんに協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 8月までに目標達成を目指している。問い合わせはイルカ(電話)098(890)4890。