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中里、最終フレームで逆転V 全国高校ボウリング

初の全国優勝を決めた首里東の中里隆和(提供)

 ボウリングの第22回全国高校選手権大会京都大会が23日、京都府のキョーイチボウル宇治で行われ、個人戦と団体戦の個人成績を合計した上位16人で競う男子選手権決定戦トーナメント決勝で、沖縄・首里東の中里隆和が最終10フレームで1点差の逆転勝利を決め、自身初の全国優勝を成し遂げた。前里柊弥(那覇西)は2回戦で中里に敗れ、比嘉巧真(那覇商業)は初戦敗退だった。女子の同トーナメントに臨んだ許田美香(名護商工)は準決勝で敗れ、仲里葵(那覇商業)は2回戦、比嘉みさき(中部商業)は1回戦で敗れた。

 ■劣性はねのけ日本一に

 選手権決定トーナメントの決勝、先行する佐藤(神奈川)を追う中里隆和(首里東)は6フレームで痛恨のミスを犯す。同トーナメントで初めて劣勢の場面に。だが「全国大会のトーナメントは強くなるスイッチが入る」。自分を信じて我慢し、終盤の9、10フレームでミスする佐藤とは対照的に、7フレームからストライク、スペア、スペアときて、10フレーム目は第1投から2連続ストライクを決め、ビッグチャンスをつかむ。

 勝敗を分ける最後の投球。制球に自信のある中里だが、重圧からかオイルが残る部分に球を乗せてしまい曲がりきらない。「危ないコース」ながら7本のピンが倒れ、1点差で日本一を手にした。土壇場での大逆転劇の全国優勝。「やっと取れました」と湧き出る勝利の余韻をかみしめた。

 各全国大会で優勝するなど、県勢の活躍が目立つ中、中里は昨年8月の全国高校選抜大会で惜しくも準優勝だった。22日の団体戦では振るわなかったが、「切り替えが大事。最後まで諦めない」と全国舞台を知る実力者は崩れなかった。準々決勝は前里柊弥(那覇西)との県勢対戦を制した。切磋琢磨(せっさたくま)し合う仲間との対決は「タイミングの取り方も分かり合う相手で、一番苦戦しました」という。

 その仲間や親から賛辞を受けた中里。次の目標は今年9~10月の茨城国体だ。「今は選考会の真っ最中。県内予選でも勝ち、国体でも優勝を目指します」と二つ目の栄冠を狙う。