「軟弱地盤に基地は無理」「県民投票無視するな」 東京で名護市辺野古新区域への土砂投入に反対する集会 約450人が怒りの拳


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
辺野古新基地建設断念を訴えて都内をデモ行進する「辺野古を埋めるな首都圏大集会」参加者ら=24日、都内の池袋駅前

 【東京】辺野古新基地建設で25日に予定される新たな区域への土砂投入に反対する「辺野古を埋めるな首都圏大集会」が24日、都内の東池袋中央公園で催された。主催者発表で450人が参加し、沖縄の民意を尊重して新基地建設を断念するよう政府に求めた。集会の後、参加者は池袋駅周辺をデモ行進し、「県民投票無視するな」「軟弱地盤に基地は無理」「基地集中は沖縄差別」などとシュプレヒコールを上げた。

辺野古新基地建設断念を訴えて都内をデモ行進する「辺野古を埋めるな首都圏大集会」参加者ら=24日、都内の池袋駅前

 土砂投入が予定される25日は朝から首相官邸前で抗議の座り込みを行う。

 辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会が呼び掛けた「沖縄の声を聞け 止めろ!新たな土砂投入連続行動」の一環。23日は駅前など首都圏の29カ所で辺野古新基地問題を訴えた。

辺野古新基地建設断念を訴えて都内をデモ行進する「辺野古を埋めるな首都圏大集会」参加者ら=24日、都内の池袋駅前

 集会では主催者を代表して沖縄環境ネットワークの花輪伸一世話人が、県民投票で新基地反対の民意が出たのに工事を強行していると非難し「政府は民主主義を否定し、地方自治も破壊している。強く抗議の意志を表明する」と訴えた。

 現地からのメッセージで沖縄平和運動センターの山城博治議長が電話で参加し「いよいよ大きな局面にさしかかる。必ずこの工事を止めるという決意を新たにしたい」と協力を求めた。【琉球新報電子版】