【沖縄】沖縄市議会(小浜守勝議長)は26日の本会議最終日で、1、2月に実施された米軍嘉手納基地でのパラシュート降下訓練に対する抗議決議と意見書を全会一致で可決した。
嘉手納基地でのパラシュート降下訓練は1996年のSACO最終報告で伊江島への訓練移転が合意されているが、「例外的な場合」に限り実施が認められている状態だ。文書では「『例外的な場合』の明確な検証、説明もない」と厳しく非難し、繰り返される訓練に周辺住民の不満が募っているとした。
嘉手納基地内での降下訓練が「常態化することは断じて容認できない」とし、SACO合意を順守し、嘉手納基地内での降下訓練を実施しないよう求めた。
抗議決議と意見書は後日、日米関係機関に郵送される。【琉球新報電子版】