キングス3連勝 福岡に70―59 Bリーグ第51戦


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 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングス(西地区1位)は30日、福岡県の照葉積水ハウスアリーナでライジングゼファー福岡(同6位)と今季第51戦を行い、70―59で勝利した。3連勝で成績は33勝18敗。

 キングスは激しい守備で福岡の攻撃を抑えつつ、並里成の素早い攻撃を中心にリードをつくった。それでも攻撃はやや波に乗り切れない時間帯もあり、主導権を握っても大きく振り切ることはできなかった。

 次戦は31日午後2時5分から同アリーナで福岡と対戦する。

キングス(33勝18敗)
 70―59(20―16,17―13,16―15,17―15)
福  岡(11勝40敗)


◆堅守で主導権 攻撃課題

 シーズンも最終盤に入り、西地区優勝とチャンピオンシップ地区1位通過が懸かるキングスは、西地区最下位の福岡を相手に終始、主導権を握って手堅く勝利を収めた。しかし、攻撃の連携がうまくいかない時間帯もあり、福岡に速攻で9得点を奪われるなど、課題も残した。

 佐々宜央HCは「守備は良かったが、攻撃で収縮した後のキックアウトからシュートを打とうとする中、また収縮する悪循環でターンオーバーをやった。70点で終わったことには課題が残る」と語った。

 本試合では並里成の技術とゲームコントロールが光り、8アシストと活躍。2得点確率も8分の7と一際目立った。さらに守備でケビン・ジョーンズやスコット・モリソンがリバウンドで競り勝つ安定感を見せた。

 並里は「自分らがやるべきリバウンドやルーズボールを取ることができた。ファンの声援が力になったのであと9試合、応援していただきたい」と語った。