【中国時報】IT産業集積地、営業収入最高に 新竹科学工業園区


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 米中の貿易摩擦が世界的な不況を招く中、台湾のIT産業が集積する新竹の科学工業園区は、2018年の営業収入総額を1兆755億14万元(約3兆8800億円)とし、前年比5・56%の成長で、過去3年で最高額となったことが分かった。

 同区を代表する六つの業態のうち、収益が最も多かったのは半導体製造分野の7911億8700万元(約2兆8500万円)で、全体の73・56%を占め前年比で6・88%の成長だった。一方、売り上げは117億4千万元(約420億円)で全体の1・09%で最下位だったバイオテクノロジー産業だが、成長率では16・29%と最も高く、近年の成長も著しい。

 同区の管理局では、44企業が新たに進出を決めるなど同区の成長は顕著で、3年以内には新たに3千人以上の雇用が新たに発生する見込みでもあり、米中貿易摩擦の影響は少ないとみている。