GW人気旅行先は沖縄 各ランキングで上位 安室奈美恵さん引退など注目度上がる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 10連休となる今年のゴールデンウイークに向け、旅行業各社は予約状況を基にした人気旅行先を発表するなど、例年以上の観光消費が期待される連休期間中の旅行動向を探っている。日本旅行業協会(JATA)の人気ランキングで沖縄が国内1位となるなど、いずれの調査でも上位に入っている。

 リクルートライフスタイル(東京)は4日、運営する旅行サイト「じゃらんnet」の予約状況から、人気の国内旅行先ランキングを発表。1位の北海道に続き、前年3位の沖縄が東京を上回って2位に入った。

 同社によると、格安航空会社(LCC)の就航増加や、外資系などブランド力の高いホテルの建設が続く沖縄の魅力は高いという。那覇空港際内連結ターミナルビルの完成でリピーターの支持もあるほか、昨年の安室奈美恵さん引退やDA PUMPの流行など県出身者の活躍で注目度が上がっていることも影響した。

 エイチ・アイ・エス(HIS)の大型連休中の人気方面ランキングでは1位に沖縄本島、5位に沖縄離島がランクインした。人気アクティビティでは恩納村の「青の洞窟」でのシュノーケリングが1位となったのをはじめ、沖縄での体験が上位5位のうち四つまでを占めた。

 JATAが会員の旅行会社など267社の担当者らが回答したアンケートを基にまとめた人気ランキングでは、国内旅行の1位は沖縄で3年連続、海外旅行は台湾で5年連続だった。10連休効果で遠方の欧州の旅行地が順位を上げた。