宮里政玄氏が死去 87歳 日米関係が専門 琉球大教授、獨協大教授などを歴任


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
宮里政玄氏

 日米関係が専門で、琉球大名誉教授の宮里政玄氏が8日午前、那覇市内の病院で死去した。87歳。

 宮里氏は1931年生まれ。今帰仁村出身。国際政治学者として、日米関係と沖縄をテーマに研究を進め、琉球大法文学部助教授・教授、国際大教授、獨協大法学部教授を歴任した。

 98年に我部政明琉球大教授らと沖縄対外問題研究会を立ち上げた。近年は同会顧問として活動し、沖縄が抱える過重な基地負担の不条理さを訴え、沖縄から日本の主権を問い続けた。著書に『アメリカの沖縄統治』など。2016年には『沖縄VS安倍政権』を出版した。【琉球新報電子版】