社会

晴れの日に「うるさい」 沖縄中部の小中学校入学式中に米軍機の騒音

小学校の入学式典と同時刻に離陸するCH53大型輸送ヘリコプター2機=9日午前10時ごろ、米軍普天間飛行場

 【中部】沖縄県内各地の小中学校で入学式が開かれた9日、米軍嘉手納基地や普天間飛行場では式中にもかかわらず米軍機の離着陸が相次いだ。嘉手納測定局では最大89・4デシベルの騒音が記録された。地域住民や式に参加した保護者からは「うるさい」などの苦情の声があった。嘉手納町や宜野湾市は、式中の米軍機の飛行自粛を米軍に要請していた。

 嘉手納町では中学校の入学式があった午後2時から3時半ごろ、80デシベルを超える騒音発生が13回確認された。小学校の入学式があった午前10時から11時半には11件の騒音があり、屋良の測定局で89デシベルが測定された。

 嘉手納基地には午後2時45分、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)から、原子力空母ロナルド・レーガン所属艦載機のFA18Eスーパーホーネット2機が飛来した。

 宜野湾市では普天間第二小学校の入学式が開かれた午前10時ごろ、CH53大型輸送ヘリコプターが北向けへ立て続けに離陸した。県と宜野湾市が実施している騒音測定調査では、野嵩一区公民館で最大87・1デシベルの騒音が発生した。

 息子の式に出席していた40代女性は「式中なのにうるさかった。以前は窓が落下したことがあり心配だ」と話した。