10連休、沖縄県内20病院が24時間救急診療 1日以上は645病院 県、地域の期間利用を呼び掛け


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 4月27日~5月6日まで異例の10連休となるゴールデンウイーク中の医療提供体制について、沖縄県保健医療部は18日、県内の医療機関693施設のうち期間中に1日以上診療をするのは93%に当たる645施設に上り、救急病院のうち20施設が24時間対応で救急診療に当たると発表した。連休中の診療体制を周知することで、県民の不安解消につなげる。同部は救急病院の負担軽減のため、地域の医療機関や小児救急電話相談(♯8000)の活用などを呼び掛けている。

 医師会などを通じて1月下旬から調査した。県内1031施設のうち、693施設から回答があった。10連休中、最も診療している医療機関が多いのは4月27日の591施設。最も少ないのは5月5日で66施設。期間中、全地区で、受診可能な医療機関がある。特例的に祝日法の適用を受ける4月30日と5月2日の両日に診療をするのは274施設ある。

 北部・中部・浦添・那覇・南部・宮古・八重山の地区ごとに結果をまとめている。「休診」としている施設でも、透析には対応しているケースなどもあり、備考欄に注意事項を記載した。砂川靖部長は「県民の皆さまには対応を事前に確認いただき、救急病院の負担軽減のため適切な受診に努めるようお願いしたい」と呼び掛けた。

 保健医療部では薬局の開局状況も調査。県内571軒中476軒から回答があった。医療機関、薬局の結果は県医療政策課のホームページに上げている。

<10連休中に24時間救急対応する病院>

◆北部
県立北部病院 0980―52―2719
北部地区医師会病院 0980―54―1111
北部地区医師会付属病院 0980―54―0810

◆中部
県立中部病院 098―973―4111
琉球大学医学部付属病院 098―895―3331
ハートライフ病院 098―895―3255
中頭病院 098―939―1300

◆浦添

浦添総合病院 098―878―0231
牧港中央病院 098―877―0575

◆那覇
那覇市立病院 098―884―5111
大浜第一病院 098―866―5171
沖縄協同病院 098―853―1200

◆南部
公立久米島病院 098―985―5555
県立南部医療センター・こども医療センター 098―888―0123
南部徳洲会病院 098―998―3221
豊見城中央病院 098―850―3811

◆宮古
県立宮古病院 0980―72―3151
宮古島徳洲会病院 0980―73―1100

◆八重山
県立八重山病院 0980―87―5557
石垣島徳洲会病院 0980―88―0123