米軍、2日連続で降下訓練 伊江島住民が反発 「我が物顔で低空飛行」


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 【伊江】米軍は18日午後6時ごろ、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ2機によるパラシュート降下訓練を伊江島補助飛行場で実施した。目撃した住民によると、1機からそれぞれ6人が降下した。伊江村によると、18日の訓練について米軍や防衛局からの事前通知はなかった。米軍は17日にも同飛行場で降下訓練を行い、米兵1人がフェンス外の畑に落下していた。

 飛行場から約400メートルの距離に暮らす男性(60)=西江前=は「最近は夜間の訓練が多く、午後11時半ごろも飛んでいる。窓ガラスが揺れ、うるさくて寝られない。育てている牛も米軍機が飛来すると興奮し暴れる。提供施設でもない自宅上空を、米軍機はわが物顔で低空飛行している」と訓練自粛を訴えた。島袋秀幸伊江村長は「事故が起きるたびに、安全管理を徹底して訓練するよう米軍に申し入れている。17日のように事故が繰り返されるのは遺憾。来週にも、防衛局を通して再度申し入れを行いたい」と述べた。