犠牲の母娘 悼む 池袋暴走 通夜に多くの弔問客


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 【東京】東京・池袋の都道で暴走した乗用車が通行人らを次々とはねた事故で犠牲になった沖縄県出身の女性(31)と娘(3)の通夜が23日夜、東京都内で営まれた。近所の住人や女性と同世代の家族連れなど多数が参列し、2人の冥福を祈った。

 参列を終えて出てきた弔問客はハンカチで目頭を押さえながら、早すぎる2人の死を悲しんだ。女性の義父と近所で親しいという男性は「(女性の県出身の義母を見て)もう見ていられなかった。こちらの胸が苦しくなってくるほどだった」と胸を押さえた。ある女性は「事故は避けられなかったのか」と2人の犠牲を嘆いた。

 通夜が営まれた会場近くの事故現場付近には、2人を悼んで花束やお菓子、娘さんへのぬいぐるみなどが多数供えられていた。この日の弔問客や通りがかった人が手を合わせて冥福を祈っていた。