海洋博、首里城入園者8年ぶり減少778万人 台風やはしか流行が影響


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 沖縄総合事務局は25日、2018年度の国営沖縄記念公園(海洋博覧会地区、首里城地区)の入園者数が前年度比1・0%(約7万8千人)減の778万1385人だったと発表した。17年度まで5年連続で最高記録を更新するなど入園者の増加が続いていたが、8年ぶりに減少となった。同園は減少理由として台風で閉園日が増えたことや、はしか流行などの影響があったと分析している。

 海洋博公園は0・5%(約2万6千人)減の497万5340人、首里城は1・8%(約5万1千人)減の280万6045人だった。合計の入園者数は歴代2位だった。17年度は台風の影響による閉園日が1日だけだったが、18年度は半日休園も含めて計5日となった。

 主要施設の入館者数は沖縄美ら海水族館が1・7%(約6万6千人)減の371万8446人、海洋文化館は7・3%(約9千人)増の13万781人、熱帯ドリームセンターは10・1%(約1万4千人)増の15万2063人だった。主要3施設を周遊するイベントを実施することで、水族館の来場者を周辺施設の入場につなげた。

 沖縄総合事務局の担当者は「台風などの影響があったが、運用の工夫で前年度並みを維持できた。今後も取り組み次第で入園者数を伸ばすことは可能と考えている」と語った。