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デイゴズ白星発進 女子サッカー九州リーグ ナビィータは黒星

 女子サッカーの九州リーグ1部は27日、中城村ごさまる陸上競技場などで開幕した。全保連琉球デイゴスと東海大熊本星翔高校の対戦はデイゴスが武器とするパスサッカーで終始ボールを支配し、2―1で勝利。決定力に欠けるも白星発進した。ヴィクサーレ沖縄FCナビィータは無得点で迎えた後半、福岡J・アンクラスに先制点を許すと、主導権を奪われて守備のラインが下がり、0―1で逃げ切られた。28日は午前11時からごさまる陸上競技場でデイゴス―福岡J・アンクラス戦、黄金森陸上競技場でナビィータ―星翔高戦が行われる。

福岡J・アンクラス
 1―0(0―0,1―0)
ヴィクサーレ沖縄

琉球デイゴス
 2―1(2―1,0―0)
東海大熊本星翔高
▽得点者【デ】金城2



◇パスサッカーで手玉 デイゴス、決定力に課題


全保連琉球デイゴス―東海大熊本星翔高校 前半20分 逆転のシュートを蹴り込むデイゴスの金城恵奈=27日、中城村ごさまる陸上競技場

 特徴と課題がくっきりとした一戦だった。今季の九州リーグ1部開幕戦を2―1の勝利で飾った全保連球デイゴス。武器のパスサッカーで相手をほんろうし、攻撃的MFの金城恵奈が前半で2点を奪取。しかしその後は圧倒的にボールを支配しながらもシュートの決定力に欠き、格下相手の辛勝となった。

 前半5分、早々と先手を取ったのは東海大熊本星翔高校。星翔高の坂田恵実が右サイドから上げたクロスを原田海夢がフリーで受け、そのままゴールに流し込んだ。

 課題とする試合の入りで「集中しきれずふわっと入ってしまった」(金城)デイゴスだが、そこからは細かいパス回しで守備を崩す理想の形でリズムをつかむ。金城が前半15分に左CKからのこぼれ球を腰に当てて押し込み、同20分には中央のペナルティーエリア付近から相手GKの頭上を越える技ありシュートで一気に逆転した。

 しかし後半は度々決定機を作るが枠を捉えきれず、昨季の2戦で5―1、5―0と圧勝した相手に1点差で辛くも勝利した。シュート数は星翔高2本に対し、デイゴスは17本に上った。

 山木理恵監督は「決定力を上げるため、みんながハードワークできるようにしたい」とシーズン中の改善を決意。金城は「九州1位を取るのが最低目標。一つも落とせない」とかぶとの緒を締める。2季ぶりの優勝奪還へ、一丸で挑む。(長嶺真輝)



◇主導権握られ失点 ナビィータ、シュートに動揺


ヴィクサーレ沖縄FCナビィータ―福岡J・アンクラス ゴール前にドリブルで攻め込むヴィクサーレ沖縄FCナビィータの鈴木愛理沙(右)=27日、南風原町の黄金森陸上競技場

 前半序盤は有利に進めたヴィクサーレ沖縄FCナビィータだったが、相手選手からのシュートはネットを揺らさなかったものの選手の動揺は大きく、戦況を変えてしまった。その後は相手に主導権を握られ、失点し敗れた。與座周平監督は「ビビってしまい、体が硬くなっていた。余裕がなく自分たちのプレーができなかった」と敗因を振り返った。

 前半はCB壺井綾子を中心に守備ラインをあげて、中盤から積極的にボールを奪い、相手ゴールに迫った。しかし、フリーになった相手にミドルシュートをバーに当てられて流れが変わった。「後手後手になってしまった」(比嘉映美主将)。その後はラインが下がると相手に主導権を握られた。GKリンス・ダ・シウバ・エライネが何度も好セーブを見せるが、後半1分のFKからボレーを決められて先制を許した。ナビィータはプレスの早い相手の守備に前線へパスを出すことができず、シュートにつなげられなかった。

 攻撃では課題が見えたが、これまで途中出場が多かったFW鈴木愛理沙が久々の先発。試合2日前に右足首のねんざで調子は万全ではなかったが、ドリブルで何度も相手ゴールを脅かした。

 開幕戦を落とすも與座監督は「自信を持ってプレーすることが大切」と前を向く。けがで武器のスピードを生かせなかった鈴木は「緩急を使い、スペースに走り出せるようにしたい」と意気込んだ。(屋嘉部長将)