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FC琉球 町田に引き分け 波状攻撃防げず最終盤追い付かれる ホーム無敗記録27に

 サッカー明治安田J2の第11節、FC琉球は27日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでFC町田ゼルビアと対戦し、1―1で引き分けた。立ち上がりすぐに先制するも町田の波状攻撃を防げず、最終盤に追い付かれた。琉球が樹立した26試合連続の「ホーム無敗記録」を27に伸ばした。通算成績は4勝5分け2敗で勝ち点は17。次戦は5月5日午後6時から、岐阜県の岐阜メモリアルセンター長良川競技場でFC岐阜と対戦する。

 【評】立ち上がりの3分、左サイドの富所悠のクロスに、増谷幸祐が頭で合わせて先制した。その後、町田に主導権を握られる機会が増える。波状攻撃にも守備陣が体を寄せ、琉球の守護神ダニー・カルバハルが好セーブを連発するが、後半39分に同点に追い付かれた。

(1)タピスタ
琉球 4勝5分け2敗(17)
 1―1(1―0,0―1)
町田 4勝2分け5敗(14)
▽得点者 【琉】 増谷(1)【町】 ロメロフランク(1)
▽観客 4855人



◇好機に決められず


前半3分に先制点を入れ攻守で活躍した琉球の増谷幸祐(中央)=27日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(喜瀬守昭撮影)

 前半3分、ゴール前中央から富所悠がふわっと浮かしたクロスを増谷幸祐が頭でねじ込み先制。7試合ぶりの勝利を予感される強烈なゴールだった。だがその後好機をつくるも追加点を挙げられない。主導権を握られる場面が増え、波状攻撃を仕掛ける町田に最終盤で振り出しに戻された。増谷は「平成最後のホームでヒーローになりたかった」と悔しい表情を見せた。

 セカンドボールを奪い攻撃を展開する4―4―2の布陣を敷く町田に対し、4―1―4―1で中盤に数的有利な状況をつくり、セカンドボールを奪いにいった。立ち上がりはボールを支配しサイドチェンジから相手を揺さぶり攻め込んだ。

 町田は失点後にギアを上げ、激しく攻め入り何度もCKやFKを取り、ゴールを狙う。後半39分、FKから生まれたこぼれ球を押し込まれた。

 失点パターンの半分を占める、セットプレーの弱みを突かれた。しかし失点以上につくった好機も決めきれないなど、ラストパスの精度などに課題が残った試合だった。7シーズンを町田でプレーした鈴木孝司は「確実に決めていれば勝てた試合」と悔しがる。増谷は「なぜ追加点が挙げられないか内容を振り返りながら、チャレンジャーとしてJ2で戦っていきたい」と意気込む。(喜屋武研伍)


◇タフに戦った

 樋口靖洋監督(FC琉球)の話 選手たちは90分タフに戦ってくれた。しかし追加点を挙げられるかが重要だった。セカンドボールをいかに奪うか、序盤は奪いしっかりボールを動かせた。ネガティブな内容ではなかったが、次は令和の時代に勝ち点3を奪い無敗記録を更新したい。

◇劣勢から追い付けた

 相馬直樹監督(FC町田ゼルビア)の話 失点は、集中力が足りていないもったいないもの。しかしその後はボールを動かして好機をつくってボックス内まで攻めた。劣勢から追い付けたのは今季初めてではないか。追い付けたことを前向きに捉えたい。