沖縄本島最北端、辺戸岬に観光案内所 絶景を楽しみながら休憩を


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展望スペースからの眺望=4月25日、国頭村辺戸
辺戸岬観光案内所「HEAD LINE」

 【国頭】沖縄県内外から多くの観光客が訪れる国頭村の辺戸岬に、本島最北端の観光案内所「HEAD LINE」が25日、プレオープンした。正式オープンは5月25日で、24日に落成式と祝賀会が開かれる。やんばる3村の観光情報などを発信するほか、休憩所としても利用できる。大型連休に合わせてプレオープンすることで、消費拡大や北部の観光地周遊を促す。

 施設は、内閣府の北部振興事業(非公共)を活用して整備した。同事業関連では、国頭村安田地区にも観光関連施設の整備が進められている。内閣府などは両施設の連携で観光客の流入が少ない国頭村東岸への誘客にもつなげたい考えだ。

 営業時間は午前10時~午後6時。年中無休。施設1階では国頭村、大宜味村、東村の観光情報や辺戸岬の歴史を学ぶことができる。

 2階は与論島や安須森御嶽などを眺めながらのんびり過ごせる「ふしくぶカフェ」が開店。座席数は50席で、カフェスペースを囲むように大きな窓が設置された。飲食と同時に景色も楽しめる。国頭村振興策推進室の宮里幸助さん(45)は「眺望を楽しむ休憩所として利用してほしい」と来所を呼び掛けた。