経済

経済的、心理的負担が大きい不妊治療 県労金が妊活ローン「はぐくみ」で支援

不妊治療特化型のローンをPRする県労働金庫の國仲千尋経営企画課長(中央)と太田徳子営業推進課長(右)、エリアリレーション室の前里裕恵さん(左)=4月26日、那覇市旭町の県労働金庫

 県労働金庫(高良恵一理事長)は、7日から不妊治療を対象とした妊活サポートローン「Hug―Kumi(はぐくみ)」の販売を開始した。不妊治療に特化したローンは全国の労金で初の取り組みだという。申請者の心理的な負担の軽減を図り、従来のローンに比べて必要とされる書類を絞り込んでいる。

 不妊治療の体外受精、顕微授精は保険適用外で、医療施設にもよるが1回当たり20万~60万円程度の費用がかかるとされている。公的補助はあるものの、回数や所得などに制限がある場合が多く治療者の経済的な負担が大きい。

 いつ妊娠するかの見通しが難しく見積もりが出しづらいことや、従来のローンは使途を証明する書類が必要なため治療を知られたくない人にとっては利用しづらい面があり、金利の高い消費者金融を利用する人もいるという。

 「はぐくみ」は貸し出しの枠を設け、200万円以下の場合には本人確認書類などに加え所定の申出書と受診病院の診察券で対応し、病院で書類をもらう手間を省いた。200万円以上は医師のサインのある不妊治療連絡カードか診断書が必要となる。キャッシュカードを発行し、2回目以降の借り入れの際には職員と面会せず現金自動預払機(ATM)で借りることができる。

 金利は保証料込みの変動金利で、県労金の会員は年1・9%、生協会員は年2・08%、一般は年2・5%。県外の地銀などが手がけている不妊治療特化ローンに比べても低金利となっている。

 國仲千尋経営企画課長は「福祉金融機関として、少子化などの社会的な課題の解決という役割を果たしたい」と話した。問い合わせは県労金のお客さま相談デスク(0120)602040。平日午前9時から午後5時まで受け付けている。









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