風疹、新たに男性2人 県内で2カ月ぶり確認


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 県地域保健課は9日、新たに男性2人の風疹感染が確認されたと発表した。県内で風疹患者が確認されたのはおよそ2カ月ぶり。ことしの患者数は12人となった。2人は那覇市の40代と、浦添市の50代。予防接種歴は不明。

 40代男性は県内で感染したと推定される。50代男性は潜伏期間中に県外へ行っており、県外で感染した可能性がある。

 風疹の全国的な流行を受け、国は1962年4月2日~79年4月1日生まれの男性を対象に、抗体検査と定期予防接種を公費で受けられる事業を行う。

 免疫が不十分な妊婦が感染すると、生まれてくる子どもが「先天性風疹症候群」になる可能性がある。

 県地域保健課の担当者は「抗体検査やワクチン接種を受けてほしい」と呼び掛けている。