沖水甲子園準Vをドラマに 満島ひかり出演 13日から那覇市で撮影


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知念覚副市長(中央)にドラマ制作を報告した中江裕司監督(右端)と出演者の平良進さん(左端)、吉田妙子さん(左から4人目)、蔵下穂波さん(同2人目)=9日、那覇市役所

 1990年の沖縄水産の甲子園準優勝に沸く県民の姿を描いたドラマ「甲子園とオバーと爆弾なべ」が8月中旬、NHKBSプレミアムで放送される。脚本・演出を務める映画監督の中江裕司さんと出演者の平良進さん、吉田妙子さん、蔵下穂波さんが9日、那覇市役所を訪れ制作を報告した。県出身の満島ひかりさん、佐久本宝さんも出演する。

 撮影は13日から26日まで第一牧志公設市場や平和通り商店街などで行われる。中江さんは「公設市場の建て替えもあるので今の風景を撮っておきたい。沖縄の明るさの裏にある苦労の歴史も描きたい」と語った。

 応対した知念覚副市長は「野球は〝(本土に)追い付け追い越せ〟の象徴的なものだった。準優勝は『ここまできたか』と感慨深かった」と懐かしんだ。

 平良さんと吉田さんが演じる夫婦が主人公。BEGINの楽曲「オジー自慢のオリオンビール」「オバー自慢の爆弾鍋」から着想を得た。蔵下さんは2人の孫を演じる。

 17、26の両日は多くのエキストラを募集している。問い合わせは(電話)080(7938)0256(柳橋)。