昭和39年生まれ集合!10月に大同期会するよ!「絆を深め、沖縄に貢献」


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「沖縄のために絆深めよう」と呼び掛ける大同期会の発起人の譜久山健さん=8日午後、那覇市銘苅

 東京五輪が開催された昭和39(1964)年度生まれで本年度55歳になる人たちを集めた大同期会「39!55!」が10月13日、沖縄コンベンションセンター(宜野湾市)である。約1300人が集まったという48歳のトゥシビー(生年祝い)に続き2度目の開催。発起人の経営コンサルタント譜久山健さん(54)=浦添市=は「脂が乗り切った55歳世代がさらに絆を深めて、沖縄に貢献したい」と意気込む。

 最初に大同期会を企画したのは2011年。地域の子ども会の活動で、昭和27(1952)年度生まれの先輩と飲んだことがきっかけだった。同じ辰(たつ)年生まれの先輩が00年に開催した大同期会の話に「運命的なものを感じた」という。

 当時、医薬品卸琉薬の役員だった譜久山さんは、浦添商工会議所時代のメンバーでつくる「39モアイ」に計画を持ち掛けた。約束事は政治的な思想や活動とは切り離すこと。「沖縄のために同い年の絆を深めることが目的。政治的に右も左も関係ない」。収益は若い人たちのために寄付することにした。

 友人や仕事のつてを頼って参加者を募った。数ヶ月もしないうちに「大同期会知ってるよ」「私も参加するよ」と広く知られていたといい、譜久山さんは「連帯感が強くなるのを実感した」と振り返る。大同期会は成功だった。

 本来であれば、次は60歳のトゥシビーだが、あえて55歳の年に開催することを決めた。「60歳は一般的に引退の年。社会や組織で力を持つ55歳こそ沖縄のために力を発揮できる」。今回の実行委員は前回の大同期会をきっかけに知り合った人たちが中心で、譜久山さんら前回の実行委員は相談役に徹している。「自分たちで成功させたという経験がまた、絆を強くしてくれる」と語る。今回はハワイやブラジルなど、世界中の県系人にも参加を呼び掛ける。「ウチナーンチュが結束すれば、沖縄の社会、経済に大きな力になると信じている」と意気込んでいる。

 大同期会は10月13日午後2時に開幕。会費はチケット代4999円とチャリティー費501円の計5500円。収益は子どもの貧困対策の活動に充てる。問い合わせはメール=39daidoukikai@gmail.com
 (高田佳典)