【うるま】日本財団(東京都)は「子どもの貧困対策事業」として、もうひとつの家「第三の居場所」をうるま市田場に開設した。沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいが、3月4日から運営している。現在は、市内に住む一人親家庭や生活困窮世帯などの小学生ら14人が利用している。
同所で8日、開設式典があり、関係者らが新たな門出を祝った。県内2拠点目で、1拠点目はうるま市石川にある。
同事業は地域の子どもたちが安心して過ごせる居場所を提供し、一緒にご飯を食べたり宿題をしたりすることで、自立心を育むことを目的に実施している。
ちゅらゆいの金城隆一代表理事は「地域の協力も得ながら子どもの成長を応援する事業にしていきたい」と抱負を語った。
定員は40人。放課後から午後9時までで、土日祝日は休み。常勤3人、非常勤7人のスタッフがいる。婦人会や大学生らも関わっている。問い合わせは、うるま市こども未来課(電話)098(989)5313。