30日に万国津梁会議 玉城県政発の開催 地位協定改定へ議論


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
玉城デニー知事

 玉城デニー沖縄県知事は13日、県が掲げる沖縄21世紀ビジョン実現のための有識者会議「万国津梁(しんりょう)会議」の第1回会合を30日に開催する方針を決めた。玉城知事が与党県議に伝えた。その際、玉城知事は県議らに日米地位協定の改定に向けて取り組む意向を伝えた。与党県議によると、第1回の会議は基地問題を議題とする「平和・人権」分野の会合となる。

 会議は最終的に五つの分野の会議を設置する予定で、玉城知事は基地問題、持続可能な開発を意味するSDGs(エスディージーズ)、虐待防止の3分野を先行させる方針だ。

 2019年度中は3カ月に1回程度のペースで会合を開く予定。

 玉城知事は17日の定例記者会見で参加する有識者などの詳細を発表する予定。4月の定例記者会見で万国津梁会義を6月上旬にも初会合を開く方針を示していた。